「何れ菖蒲か杜若」の由来・語源
■何れ菖蒲か杜若(いずれ あやめか かきつばた)
■意味・解説
・いずれも優れていて、優劣がつけられず選択に迷うことの例え
・女性の美しさにたとえる場合が多い
・菖蒲も杜若も、ともにアヤメ科の多年草で、その花は、どちらも甲乙つけ難い美しさであり、また、形状などが似ていて、区別するのが難しいことから生まれた
・源頼政が宮中で伝説上の怪獣ぬえを退治したほうびとして、 「菖蒲前(あやめのまえ)」という美女をいただく時、たくさんの女性の中から見つけ出せと言われ、選択に困ってよんだ歌がもとになっている、といういわれもある
■源頼政(みなもとのよりまさ)
【1104年~1180年】平安時代末期の武将・公卿・歌人。摂津源氏の源仲政の長男。保元の乱と平治の乱で勝者の側に属し、戦後は平氏政権下で源氏の長老として中央政界に留まった。平清盛から信頼され、晩年には武士としては破格の従三位に昇り公卿に列した
0 件のコメント:
コメントを投稿