2016年5月14日土曜日

四面楚歌 語源

四面楚歌の由来・語源



■四面楚歌(しめんそか)

【意味】
四面楚歌とは、周囲をすべて敵に囲まれて、味方が一人もおらず孤立していること


【由来】中国前漢時代の史書『史記(項羽本紀)』の故事による。 その故事とは、楚国の項羽が垓下(がいか)というところに追い詰められ、漢軍に周囲を取り囲まれた。 項羽は夜更けに四面を囲む漢軍が楚の国の歌をうたうのを聞き、楚の兵たちが漢に降伏したと思い絶望したというものである



項羽(こうう)略歴
【紀元前232年~紀元前202年】秦末期の楚の武将。秦に対する造反軍の中核となり秦を滅ぼし、一時『西楚の覇王』と号した。その後、天下を劉邦と争い(楚漢戦争)、当初は圧倒的に優勢であったが人心を得ず、次第に劣勢となって敗死した。項羽は、楚の将軍であった項燕の孫で、項嬰の子。項氏は代々楚の将軍を務めた家柄であった。項羽は両親を早くに亡くしたため叔父の項梁に養われていた。身長が9尺(約207センチ)の大男で、怪力を持っていたとされる

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